今年のIT関係情報3つ



昨日、下諏訪商工会議所では「大企業や都会だけではない私たち・地域のためのIT技術・売上促進講座」と題して、ネットビジネス・アナリストの横田秀珠さんをお呼びしました。

今回は私の方でIT支援をする中での素朴な疑問をすべて講座に盛り込んでいただくという講座カスタマイズに応じるほど、非常に器用な講師で、昨年のキャッシュレス決済支援においても、政府の非常に不親切な情報発信の補足として横田さんの動画・記事を参考にさせていただきました(我々の仕事も、政府の方針や施策をわかりやすく翻訳するお仕事と認識しております)。

ただ、やはり見ての通り受講生は多なく、情報を取りに来る余裕のある人の少なさを痛感するばかりです。(一方で生産性向上を目的とした夜間開催は大盛況という難しい時代)

そのへんの課題はさておき、ここで注目すべきトピックスを掲げておきます。

・乱立したQRコード決済はすでに収束を迎え、3社+αか。
PayPay+LINE(将来的に統合か)、楽天、メルカリ+Origami(将来的に統合かの3社に加え、おまけでD払いとauペイ。
QRコード決済導入には大きく分けて3パターン。
1.Paypayのみを導入するのみに留める。飲食店向け。クレジットカード等の決済方法もある店。多種決済。
2.上位3社(PayPay、楽天、メルカリ)のQRコード決済導入。美容室とかカフェとか若者・女性向けのお店。ローコスト。ただ・・・管理的に増やすことが良いものかどうなのか。
3.PayPay、D払い、auペイのキャリアをカバー。未知数。
政府の推していた統一QRコード決済JPQRは、今後どうなっていくのでしょうか。
それはそうと、今後このQRコード決済には情報配信や、レビュー機能、SNS機能が充実されていきますので若い事業主さんはPayPayだけは最低限入れておいてください。また、LINEとの連携が今後より強化されていくはずです。

・ITの苦手な事業主が目指すべき方向
インフルエンサーと呼ばれるITを使いこなし、情報配信等に長けている人を雇うべきです。既存の従業員さんにやらせるよりも、自分で挑戦しようとするよりも、既に顔出しできる人、慣れている人を雇い入れるべきです!!ITアレルギーのないインフルエンサーを雇いましょう!

・2020年9月からマイナポイント事業?
マイナンバーカードを作り(仮カードではダメ)、QRコード決済などにその番号を付属させると、さらなるポイントが還元される予定。確定申告におけるe-Taxでもそうですが、政府の効率化目論見は絶対にあると思います。一人ひとりのお金の動きの整合性を取りやすくする。監視社会という心配もあるでしょうが、現代の日本において後ろめたさがある人は別として、ビジネス上においてこの流れには逆らえないですね。真面目にがんばっている方、それなら率先してその波に乗りましょう。マイナンバーカード作りましょう!
  

Posted by 下諏訪商工会議所・ITコーディネータの森川. at 2020年01月29日09:49

5Gビジネス



会員さんに勧められて「中田敦彦のYouTube大学」を見ました。その中で、今旬なネタとして「5Gで世界は変わる!インターネットが普及した時以上の変革が起きる」という動画を見て、この本が紹介されていたので更に詳しく知ってみようと読んでみました。

5G(ファイブジー)とは、5th Generationの略で、「第5世代移動通信システム」と呼ばれる、携帯電話やスマホなどの通信に用いられる次世代通信規格です。特徴として挙げれば、【高速・大容量】大容量のデータを必要とする3D映像やストリーミング動画サービスがより高速にストレスのない速度で、【低遅延(リアルタイム)】タイムラグの発生を抑えられ、VR技術の応用や車対車の通信による事故回避、ロボットの遠隔操作も可能に、【多数接続】家電やセンサー類もインターネットへとつながります。

ようは、今のインターネットが更に早く、多くなるということです。

実生活において、また自事業においていまいちピンとこない方もいるかと思いますが、この本は身近にどんな変化が起きるか、その未来図もわかりやすく説明しています。
  

Posted by 下諏訪商工会議所・ITコーディネータの森川. at 2020年01月28日09:33

さおだけ屋はなぜ潰れないのか?



田舎でのカフェは難しい・・・副業もしくはマルチインカムが絶対必要。経営的な観点から思う私の持論。だって、味はコンビニでもOKなレベル、のんびり過ごすならコメダとか、スタバがある。人口減少社会は多数の支持を得なければいけない環境だし、どんなに金持ちでも珈琲何杯も飲まない。

ただ・・・、ここで思考停止してしまっては立場上いけないので、どうやったら成り立たせることができるのかを考えていると、「あ、さおだけ屋はなぜ潰れないのか?があるじゃないか・・・」と過去の古い記憶が蘇ってきました。

レストランでなぜ人が入っている様子もないのに潰れないんだみたいなパートが印象的でした。詳しくは本を読んでいただければですが、2005年に出版されてもなお、役立つ情報があるんじゃないか、と思った日でした。14年前・・・、26歳。わたし当時会社の経理してましたが、会計の知識として非常に勉強になった記憶があります。

今は漫画やAudible(音声)でもあるので誰でも気軽に知ることができます!
  

Posted by 下諏訪商工会議所・ITコーディネータの森川. at 2020年01月28日09:32

歴史を応用する力



中国歴史小説の第一人者が、光武帝と呉漢、項羽と劉邦、商の湯王と周の文王の生涯をたどりながら、歴史上の人物をどのように分析し、どういった共通点があるか、ビジネスや人間関係における考え方のヒントを歴史からどう学ぶかを、具体的に解説しています。伊藤忠商事元会長、丹羽宇一郎氏との対談も収録されています。

「木に縁りて魚を求む」・・・魚は水中にすむものだから、木に登って魚を探しても得られない。 手段を誤れば、何かを得ようとしても得られないということ。 また、見当違いで実現不可能な望みを持つことをいう。

器用貧乏な私は自営業をしていた頃を思い出し、この言葉が響きました。

この著者は、中国の歴史上における主に春秋戦国時代の偉人を取り上げた「太公望 」「重耳」「孟嘗君」など数多くの名著を残しています。繰り返す歴史もあり、繰り返さない歴史もあり、歴史・過去の変遷と最新の技術・流行をバランスよく学ぶための入り口にしていただければと思います。
  

Posted by 下諏訪商工会議所・ITコーディネータの森川. at 2020年01月28日09:30

小さな会社の稼ぐ技術



「ランチェスター戦略」という言葉が少し前に出てきました。この本も2016年に出ておりましたが、ぜひ皆さんにご紹介したいと思いました。

◎竹田式「弱者の戦略」の4大ポイント
①差別化 弱者は、強い会社と違う(逆の)ことをする
②小さな1位 弱者は、小規模1位、部分1位。何かで1位を獲る
③一点集中 弱者は、あれこれしない。1つに絞る
④接近戦 弱者は、エンドユーザーに直接営業する

今回おすすめしたい理由は、もちろん私が皆さんにお会いした時にお話できれば良いのですが、ただ、文章は心に残ります。きっと読む人にとって思いつくこと、実践できることが変わってくるのではないかと思いご紹介させていただきました。
  

Posted by 下諏訪商工会議所・ITコーディネータの森川. at 2020年01月28日09:28

地元がヤバい・・・と思ったら読む 凡人のための地域再生入門 木下 斉



周りの方々が読んでいて、私も気になって読みました。

この作品では残念ながら商工会議所はあまりイメージの良い表現で書かれておりませんが、それだからこそ、どうすればそうではない存在になれるか、日々試行錯誤しているところです。

今回なぜ会員の皆様におすすめかというと、地方でやられている小規模事業者にとっても今後持続的な経営をする面で非常に参考となりそうな点が多かったからです。

「結局、何をするかも大切だけど、誰とやるかのほうがもっと大切なのだ」「自分のところでつくってるもんか、地元のほかのお店にはない魅力的なものを売れる店に絞らんといけない」

地方の現実、ビジネスにおける成功のヒントなどキーワードが随所にあり、それを裏付ける解説を載せており、ストーリー形式でより面白く読み進めることができました。
  

Posted by 下諏訪商工会議所・ITコーディネータの森川. at 2020年01月28日09:25

シンプル・ライフ: 世界のエグゼクティブに学ぶストレスフリーな働き方



「ある研究によると、一日じゅうコンピュータの前に座って仕事をする人は、一日に電子メールを50回以上、LINEなどのインスタント・メッセージを77回チェックしているという」

人口減少に伴う労働生産性は、IT、IoTやAI活用による改善が叫ばれる一方で、労働効率改善のための仕事への取り組み方にも注目が集まっています。

この溢れる情報化社会の中で、私たちはどのようにインターネットやスマホなどの情報とうまく付き合っていくべきか、考えていかなければいけない時期に差し掛かっているような気がします。

世界トップの起業家たちは、無益な情報には惑わされずに平常心を保つ(=マインドフルネス)生活を実践しています。どのように生活すれば、情報の海に飲み込まれずに創造的な働き方・生き方ができるのか。そのノウハウとともに、具体的に取り組む日々のエクササイズも紹介しています。
私もそうですが、ついついスマホで、ツイッター、フェイスブックを確認してしまう人、もっと生活を充実させたいと思っている人など、すべての人にオススメです!
  

Posted by 下諏訪商工会議所・ITコーディネータの森川. at 2020年01月28日09:22

全裸監督



宣伝の意味も込めて写真を借用させていただきます。

ずっと気になっていたんですが、ようやく見ることができました。

映画も音楽も、芸術も本も、食も何もかも人の持つバックグラウンドなど人それぞれ見え方が違うことがあります。

だから、人に教えてもらうこともショートカットには重要ですが、自分の目で見ることも時に大事なことを痛感します。

私は、仕事柄やはり経営の観点で非常に興味深かったです。

周りを見ると経営においてマネージャーとプレイヤーが=イコールな会社が多かったりします。

普通であれば、この監督が社長を務めてもよいものですが、それをあえて、会社を立ち上げる段階で社長をやらないというこの全裸監督。役割分担を明確にして(もちろん立場的には全裸監督のほうが上でしたけども)、3人が良い形で会社の舵取りを担っていく躍動感。たまらないものがありました。

ここ最近ネットフリックスでは、雰囲気を味わうための海外の刑事ドラマもの(特にヨーロッパ)のものしか見ない私ですが、今回ばかりはハマりました。続編が楽しみです。  

Posted by 下諏訪商工会議所・ITコーディネータの森川. at 2020年01月23日09:45

成長エンジン3本の矢



明けました。しかもゆっくりと。

成長エンジン・・・ここで使うこの言葉は、直訳で「成長の原動力」(事業・会社における)。

そもそもこの辺の経営本は私読まないのでよくわかってないんですが、でも私の中では、成長するためのエンジンもしくは成長による前年より必然的に良くなるだろう仕掛けのつもりでおります。

というわけで、そんな成長エンジンも3本あれば強いだろう定義をしたのですが、

1.儲け(もしくはコストダウン)の仕組み開発

2.連携強化・コミュニケーション

3.自己啓発・経験


私が会議所での仕事にもうこの3つしかないんじゃないかと思っています。

1つめは、一度確立できれば、あとは勝手に進んでいきます。ネットで商品を販売して、口コミで勝手に拡散していく的な・・・

2つめは、職場内での役割分担や社内外取引先とのやり取りがスムーズであればもちろん物事うまく進みます。

3つめは、自分を高めれば必然的に楽になるまたは良いアイデアも出てくる。そんな感じです。

今年の私は、この3つを組み合わせてやることによって、

成熟度モデル6段階
レベル0 実施していない
レベル1 認識はしているが、その場限りの対応
レベル2 文書化し、反復可能だが、手順は定義されていない
レベル3 仕事の手順が定義されている
レベル4 プロセスが管理され、測定・モニタリング・評価が可能
レベル5 最適化され、ベストプラクティスと言えるレベル

職場内での多くの仕事がレベル1、2止まりのものをレベル3(標準化)へ昇華させたい!
そんな思いで取り組んでいきたいと思っています。  

Posted by 下諏訪商工会議所・ITコーディネータの森川. at 2020年01月15日12:39