
創業動機には大きく分けておそらく3種類ぐらいあって。
一つは、自分の夢への前進、もう一つは野望、そして絶対選択肢。
最近相談を受けるのは、自分の夢への前進と創業せざるを得ない環境であるという2つの要素が多く見られます。
「野望」・・・売るものがないけれど、会社を興したい!
こういう方は最近あまり多くないのか、それともそもそもそういう人は相談に来ないのか。
ともかく、自分の夢への前進と創業せざるを得ない環境である人というのは、それぞれに壁が存在します。
自分の夢への前進の傾向が強い人は、経験値としてそのやりたいことに対して弱い人が多く、なかなか格好いい計画を建てられても、現実味に乏しいことが往々にして多いです。また、創業前のワクワク感という創業熱に良い意味でも悪い意味でも少し侵されてしまうため、我々も慎重に対応しないと、返って遠ざけられてしまうことも起きちゃいます。過去に何度かがありました汗。やってみなくてはもちろんわかりませんが、我々もこれは行けるんじゃないか?と思い同じ方向を向いて話せる状態と、これはちょっと・・・と思いながら支援する状態とではクライアントにとってもやはり損得に差が出てきます。やっぱり我々もこれは行けると思えれば、絶対に失敗させたくないと思います。だから、十分な客観的な要素をもって臨んで欲しいと思っています。常に冷静な自分がある状態をぜひ作って欲しいです。
もう一つの創業せざるを得ない環境が大きく影響を与えて動く人は、十分なキャリアをお持ちでサラリーマン経験も長く、堅実です。我々もそういう状況であれば、じゃあどうやって稼ぐかに方向として向きやすいです。ただ、やはり総合力を試される創業は、様々な能力を駆使するんですが、型にはまりすぎて無駄が多く非効率であったり、営業力や表現力が弱かったり、数字に弱かったりなど自己アピールの苦手な方が多かったりします。我々も支援しますが、そこの抜けた部分をしっかり補う勉強、創業モードを培うことが大事かな、と思ったりします。
私もそういった方々にどういう支援が適切か、日々勉強中です。