先日、内閣府の井上貴至さんという方が下諏訪商工会議所に来ていただきました。
下諏訪町と同規模の和歌山県上富田町や有田川町を訪れた有志とともに、情報交換会を開催。
内閣府の井上貴至さんという方は長島町の副町長を務めたり(国にはそんな制度があったんですね)、国内の自治体を巡り地域活性化を目指してるという印象です。
「地域のミツバチ」をライフワークとしているようです。(下諏訪商工会議所だって負けじとミツバチですけど!笑)
近頃、こういったスーパー公務員が増えていますね。近隣の塩尻でも、市の職員でありながら、型破りな活動をされている人もいますし。そんなヒーローが望まれる時代でもあるんでしょうか。
ただ、私も含め収入が保証されているからこそできる活動でもあります。下諏訪町職員にも熱意を持って独自に取り組んでいる人もいますが、後は個人の持つ熱意とか野望次第でなんとでもなることを示唆しています。こういった決められた給料でどんなにがんばってもそうかんたんには年収が上がらない組織で、彼らのように目立つ職人になるか、組織の中で周りを指導しながらコツコツ積み上げていく地味な存在でいるかの選択肢でもあると思います。私自身は・・・職人とコツコツ両方バランス良くしばらくやっていたいと思っていますが。
でも、私は個人的に、そんな目立つ職人さん達が独立したとしたらホンモノだと思うのです。そんな人達が、まちづくりで年商1000万稼げるのなら、みんなやりたいというか、やれる!って思うと思うんです。それができないからって公務員で留まるのなら、官民連携なんて夢です。
私は井上貴至さんに質問したんです、「年商1000万を稼げる結果的にまちづくりになる仕事のヒントないですか?」と。
なぜ年商1000万かというと、個人事業主として(一人で)1000万稼げるということは、消費税申告の免税課税という境目でもありますが、どんな職種であれ、経費を諸々引いたとしても一人なら生きていけるだけの余裕のあるお金が残る数字だと思っているので。正確に言えば消費税申告が免除される999万9999円の売上でいいです。60%程度の経費がかかったとすれば400万弱の利益。200万円程度の借入金を3年で返すとしても年間返済額70万円弱。330万円が手元に残る。個人の税金や保険料もこれなら十分払える。(ただ、これを計算してみると向かない業種もありますね。小売のような粗利が4割弱のような商品の販売。別の収益があればOK)
井上貴至さんは言いました。
「組み合わせる」ことだと。
私はこう思いました。むしろ「組み合わせ」る以外にない。それ以外はきっと駄目だろうと。それは自分の強み✕地域(相手)の強みなのか、自分の強みを2つ組み合わせるのか、夫婦なら二人の強み(ただし1000万以上稼がなきゃ)なのか、とにかく組み合わせしかないだろうと。
創業相談でも最近多いんです。地域活性化に十分なりうる、正義感を持ってやろうとしている人。この地域に対する愛情には頭が上がりません。ただ、やはりそれで1000万稼げるかとなると、「んん・・・」となってしまう。いつも気持ちにゆとりを持って取り組める基準、仮にその1年なにかあっても翌年リカバーできる基準だと思っています。
だから、私は今考えています。下諏訪で年商1000万稼げる仕事で結果的にまちづくり・地域活性化に貢献される組み合わせの方程式を。