創業支援の季節がやってきました。


  

Posted by 下諏訪商工会議所・ITコーディネータの森川. at 2021年10月22日09:39

三者共同企画チラシ

記録用として。



  

Posted by 下諏訪商工会議所・ITコーディネータの森川. at 2021年09月17日18:16

子育てで見る創業支援



私の家では、テレビの契約はなくもっぱらネットフリックス視聴者なんですが、最近見始めたはかなき世界(原題:Equinox)。デンマークの作品。別にこの作品がおすすめっていうわけじゃないんですが、普段から接しない他文化を学ぶのに、もってこいです。

日本は今、つくづく英語文化に影響を受けすぎている気がします。特にアメリカ。フランスを始めとしたラテン国家や、また北欧に行くとまったく別世界が広がっていることに気づきます。私がまだまだ知らないロシアやアジアの国々、アフリカもきっとそうでしょう。

ここで書き記しておきたかったのはこのことではなく、作中で出てくる子供が親元を出ていく時を見た瞬間、そっちに行くと危ないよとか、だめだよとか、うまくいかないよっていうことが経験上予想できてしまう立場としては、やっぱりどんなに自分の目の届くところに置いておきたくても、どんなに自分のコントロール下におきたくても、子供は「自分なら大丈夫」と信じて離れていく。

やはり自分で実感していないことは、想像も難しく、もちろん、自身が前例に当てはまる可能性があるわけでもなく、あくまでも親の視点は確率論的なもの。うちの娘が男の人と出ていくことになったり、うちの息子が突拍子もないことを始めたりするときに、保守的な妻は間違いなく止めるでしょう。自分はどんな反応をするんだろうと想像してしまいます。

これが今からしみじみと感じるのに、創業支援があります。本人がわからない世界へと突入しようとする挑戦。これは子育ても創業も変わらず、相手の状態や性格などを鑑みて確率論的に判断するしかできません。どんなに計画ができていようと、どんなに熱意があっても、今その時点のその人を見たに過ぎず、時間軸で見れれば幸いです。

最終的にはその本人に身を持って体験してもらうしかないとなりますが、そう言ってしまうと自分の存在って何?になってしまいます。

で、一つ自分が見えている光明ですが、助走期間があるかないかかなと思います。それに向けての準備や体験をどのぐらいするか、できるか。

私が創業支援で関わった方でうまくいっているところは、自店舗を持つ前に場所を借りて一定期間やってみた方や、就職している分野ですでに創業を意識した視点で仕事をしていた方。そのタイミングで我々も接点が作れればきっとなおいいんだろうなと思うこの頃です。  

Posted by 下諏訪商工会議所・ITコーディネータの森川. at 2021年01月07日09:21

やりたいこと・できること・してほしいこと



世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方の本を読んで、ぐるぐるぐる。

いろいろ考えてみました。もし仮に創業に特化して考える場合、どう整理すべきかな、と。

最終的に自分なりに図を作ってみたら、こうなりました。

1.できること・技術
自身の技術・強みは大事。その強みは、経験とともに周りよりも成長度の高いその人の特性や素養でもいいかもしれない。
それはなんなのか。自分を見つめて考えてみたい。

2.やりたいこと・夢
今はできなけど、叶えたいこと。理念と置き換えても良いかもしれない。ベクトルが向いているように、最初の時点ではできないけど、最終的に底を目指して頑張っていきたいこと。

3.してほしいこと・ニーズ
地域に求められていることだったり、そこに経営としての勝機があるようなこと。

ベクトルの丸ポチは起点ですが、それとともに2と3の円がやりたいことにぐぐぐっと動かしていければいいのかな、なんて思ったりします。  

Posted by 下諏訪商工会議所・ITコーディネータの森川. at 2020年10月27日12:11

不安と不満

約50日ぶりのログイン!そして投稿。



コロナ禍で、下諏訪商工会議所も突然の来客が多く、じっくり業務に向き合うゆとりがようやくできつつあります。

青年部主催のドライブインシアターも無事終わりました。。

そして。私たちが準備している諏訪地域創業スクールがもうまもなくスタートします。

諏訪地域創業スクール2020

その中の講師に、税理士の原先生という優れた講師の方がいらっしゃるんですが(これからの時代の税理士のあり方をも感じさせます)、先日の事前打ち合わせの中で、非常に腑に落ちる表現をしてくださいました。

経営者は「不安」と付き合い、サラリーマンは「不満」と付き合う。

私も自営業を4年ほどやっていた時期がありましたけれども、不安しかなかった。しかもお金の不安。常に。それを解消できるように頑張る感じです。今でこそサラリーマンですが、今感じている新事業を行うたびに感じる不安とは別物で、経営の経験がない人は想像が難しいものかもしれません。

皆さんにとってどちらが耐えられる不快でしょうか。うまく付き合っていける方法を私も模索したいと思います。

原先生、今下諏訪で簿記の講師もやっていただいています。創業スクール内でも楽しみです。  

Posted by 下諏訪商工会議所・ITコーディネータの森川. at 2020年10月15日09:58

二種類の創業



創業動機には大きく分けておそらく3種類ぐらいあって。

一つは、自分の夢への前進、もう一つは野望、そして絶対選択肢

最近相談を受けるのは、自分の夢への前進と創業せざるを得ない環境であるという2つの要素が多く見られます。

「野望」・・・売るものがないけれど、会社を興したい!
こういう方は最近あまり多くないのか、それともそもそもそういう人は相談に来ないのか。

ともかく、自分の夢への前進と創業せざるを得ない環境である人というのは、それぞれに壁が存在します。

自分の夢への前進の傾向が強い人は、経験値としてそのやりたいことに対して弱い人が多く、なかなか格好いい計画を建てられても、現実味に乏しいことが往々にして多いです。また、創業前のワクワク感という創業熱に良い意味でも悪い意味でも少し侵されてしまうため、我々も慎重に対応しないと、返って遠ざけられてしまうことも起きちゃいます。過去に何度かがありました汗。やってみなくてはもちろんわかりませんが、我々もこれは行けるんじゃないか?と思い同じ方向を向いて話せる状態と、これはちょっと・・・と思いながら支援する状態とではクライアントにとってもやはり損得に差が出てきます。やっぱり我々もこれは行けると思えれば、絶対に失敗させたくないと思います。だから、十分な客観的な要素をもって臨んで欲しいと思っています。常に冷静な自分がある状態をぜひ作って欲しいです。

もう一つの創業せざるを得ない環境が大きく影響を与えて動く人は、十分なキャリアをお持ちでサラリーマン経験も長く、堅実です。我々もそういう状況であれば、じゃあどうやって稼ぐかに方向として向きやすいです。ただ、やはり総合力を試される創業は、様々な能力を駆使するんですが、型にはまりすぎて無駄が多く非効率であったり、営業力や表現力が弱かったり、数字に弱かったりなど自己アピールの苦手な方が多かったりします。我々も支援しますが、そこの抜けた部分をしっかり補う勉強、創業モードを培うことが大事かな、と思ったりします。

私もそういった方々にどういう支援が適切か、日々勉強中です。



  

Posted by 下諏訪商工会議所・ITコーディネータの森川. at 2019年10月29日10:47

カフェ経営に必要なこと



田舎でのカフェは難しい・・・副業もしくはマルチインカムが絶対必要。経営的な観点から思う私の持論。
だって、味はコンビニでもOKなレベル、のんびり過ごすならコメダとか、スタバがある。

多数の支持を得なければ行けない環境だし、どんなに金持ちでも珈琲何杯も飲まない。

ただ・・・、ここで思考停止してしまっては立場上いけないので、どうやったら成り立たせることができるのかを考えていると、

「あ、さおだけ屋はなぜ潰れないのかがあるじゃないか・・・」

と過去の古い記憶が蘇ってきました。

そういえば、レストランでなぜ人が入っている様子もないのに潰れないんだみたいなパートが印象的でした。

詳しくは本を読んでいただければですが、2005年に出版されてもなお、役立つ情報があるんじゃないか、と思った日でした。

14年前・・・、26歳。わたくし都内でバリバリサラリーマンでしたけど、よく自分も読んだもんだと。今になって貴重な記憶となりました。

読み返してみようかな。
  

Posted by 下諏訪商工会議所・ITコーディネータの森川. at 2019年09月27日14:27

やりたいからやらなければならないへの昇華



私の知る限り、自分の目指すべき方向に向かって一歩一歩進めている(それは成功と呼べるものかもしれませんが)人から、

あまり「〇〇やりたい」とはあまり聞かないことが多い気がします。

お店を開きたいとか、居酒屋やりたいとか、そんな気軽なものではなく、

「〇〇しなければならない」と似たような強い意志を持ってやっている気がします。

例えば、もう緑内障が進行するから激しい会社員勤めができないとか、自分にはこれしかできないとか、このお店はこうだがあくまで手段であったりとか。

そこまで自分は追い込まれているまたは追い込んでいる覚悟を感じます。

また自分の強みとなる部分を利用してお金を稼ぎ、本当にやりたいことを同時にもしくは後で達成する。

時々そのやりたいを掘り下げた方がいい人がいます。

例えば、「カフェ」をオープンしたいという人がいます。なぜオープンしたいのか、あなたのもう少し踏み込んだデザイアは、カフェのオープンでなくても達成できませんか?と、思うんです。

または、自分がどんなに得意でも、その地域で必要とされていますか?自分がここで、この地域で立ち上がるべきと思うまで、自分の唯一性を確立できてますか、地域活性化の名の下に、その辺でうまくカモフラージュするんですけども、

起業というのは、自分主体なわけで、そこには必ず「自分が」「どうなりたい」という一種のワガママな野望欲望をそういった公共性でカモフラージュせず、むき出してもらい、そこからやれる手段を考えて欲しいと思います。

「人の助けになりたい」は、「人を助ける自分が好き」な訳です。そこに幸せを感じられるからです。

その助け方、幸せの感じ方はきっといく通りもあるはず。  

Posted by 下諏訪商工会議所・ITコーディネータの森川. at 2019年09月14日09:55

諏訪地域創業スクールがスタート!



諏訪地域創業スクールがスタートしました。
申込み総勢31名でスタートしました。

今回、集客についてもそれほど積極的にしたわけでもないですが、昨今の多くの需要に支えられ、申込者に恵まれました。

創業スクールには大きく分けて2つのポイントがあります。

1つ目は、創業するに当たり、自分の弱いと認識している部分を把握し、更に自分が全く未知の情報を取り入れることです。
開業は、どうやってスタートしたらいいんだろうとビクビクする方もいますが、許認可の関係さえ事前に準備さえしていれば案外こんなもんか、という感じです。むしろ、開業後に何を知っておくべきか、どう計画しておくべきかが大事だったりします。

2つ目、参加者同士の化学反応。意志を持って、開業しようという志のある方が集まるわけですから、必ず自分にとって相性があったり、仕事の関連性があったりなど、同じベクトルを向いている人は必ずいます。講座の内容以外で期待できる点です。経営者は孤独です。ここで一緒に頑張れる人とのネットワークづくりは大事です。

というわけで、初日からのグループワークにより、参加者同士の「一緒にがんばろう!」という良いスタートが切れたと思います。

そして、私が今回なぜここまで力を入れるかというと・・・来年は下諏訪商工会議所が主管となって開催するからです!

今年の講師、講座内容についても非常に良い形でスタートを切れましたので、来年は更にバージョンアップさせたものを今から考えています。
  

Posted by 下諏訪商工会議所・ITコーディネータの森川. at 2019年09月10日12:15

まちづくりで年商1000万稼げたら



先日、内閣府の井上貴至さんという方が下諏訪商工会議所に来ていただきました。

下諏訪町と同規模の和歌山県上富田町や有田川町を訪れた有志とともに、情報交換会を開催。

内閣府の井上貴至さんという方は長島町の副町長を務めたり(国にはそんな制度があったんですね)、国内の自治体を巡り地域活性化を目指してるという印象です。

「地域のミツバチ」をライフワークとしているようです。(下諏訪商工会議所だって負けじとミツバチですけど!笑)

近頃、こういったスーパー公務員が増えていますね。近隣の塩尻でも、市の職員でありながら、型破りな活動をされている人もいますし。そんなヒーローが望まれる時代でもあるんでしょうか。

ただ、私も含め収入が保証されているからこそできる活動でもあります。下諏訪町職員にも熱意を持って独自に取り組んでいる人もいますが、後は個人の持つ熱意とか野望次第でなんとでもなることを示唆しています。こういった決められた給料でどんなにがんばってもそうかんたんには年収が上がらない組織で、彼らのように目立つ職人になるか、組織の中で周りを指導しながらコツコツ積み上げていく地味な存在でいるかの選択肢でもあると思います。私自身は・・・職人とコツコツ両方バランス良くしばらくやっていたいと思っていますが。

でも、私は個人的に、そんな目立つ職人さん達が独立したとしたらホンモノだと思うのです。そんな人達が、まちづくりで年商1000万稼げるのなら、みんなやりたいというか、やれる!って思うと思うんです。それができないからって公務員で留まるのなら、官民連携なんて夢です。

私は井上貴至さんに質問したんです、「年商1000万を稼げる結果的にまちづくりになる仕事のヒントないですか?」と。
なぜ年商1000万かというと、個人事業主として(一人で)1000万稼げるということは、消費税申告の免税課税という境目でもありますが、どんな職種であれ、経費を諸々引いたとしても一人なら生きていけるだけの余裕のあるお金が残る数字だと思っているので。正確に言えば消費税申告が免除される999万9999円の売上でいいです。60%程度の経費がかかったとすれば400万弱の利益。200万円程度の借入金を3年で返すとしても年間返済額70万円弱。330万円が手元に残る。個人の税金や保険料もこれなら十分払える。(ただ、これを計算してみると向かない業種もありますね。小売のような粗利が4割弱のような商品の販売。別の収益があればOK)

井上貴至さんは言いました。

「組み合わせることだと。

私はこう思いました。むしろ「組み合わせ」る以外にない。それ以外はきっと駄目だろうと。それは自分の強み✕地域(相手)の強みなのか、自分の強みを2つ組み合わせるのか、夫婦なら二人の強み(ただし1000万以上稼がなきゃ)なのか、とにかく組み合わせしかないだろうと。

創業相談でも最近多いんです。地域活性化に十分なりうる、正義感を持ってやろうとしている人。この地域に対する愛情には頭が上がりません。ただ、やはりそれで1000万稼げるかとなると、「んん・・・」となってしまう。いつも気持ちにゆとりを持って取り組める基準、仮にその1年なにかあっても翌年リカバーできる基準だと思っています。

だから、私は今考えています。下諏訪で年商1000万稼げる仕事で結果的にまちづくり・地域活性化に貢献される組み合わせの方程式を。
  

Posted by 下諏訪商工会議所・ITコーディネータの森川. at 2019年08月15日09:48